わたしはずっと看護師として働いていました。
働いてく中で、患者様が落ち込んでいたりすると、回復にも大きく影響するということ、心と身体はつながっているということを強く感じていました。
人に興味がありました。
その方がどの様な生活をしているのか、どんな信条、信念をもって今まで生きてこられたのか。
看護するうえではこのような情報もとても大事です。
よく言う個別性のある看護になるわけです。
その方の歴史の中に回復に向かうための心に響くヒントがあるかもしれない。
例えば、食欲なかったりすると、何かに悩んでいるのかしら。ってなりますよね。
逆に足を怪我しても落ち込みます。
走ることがなにより大きな価値を持っているかたの場合は特にです。
今まで走れていたのに、痛くて走ることができなくなってしまうのですから。
落ち込んだ時にどんどんネガティブにいかないように認知を変える。
今は休んでもいい時なんだな。ゆっくり歩くことで他のことが見えてくるかもしれない。
と置き換えられるわけです。
やはり、走ることが何より大事なことだった場合はそう単純ではなさそうですね。
そのこころの傷もその方の今までの歴史を知っていれば深さが違うことを想像できます。
関わり方も変わってくる。
本質から受容、共感する。
走れることが幸せなことに、健康なことが幸せなことに気づいていく。生きてるだけで幸せだと気づく。
そうするとこころも安定してきます。
そうやってバランスをとっていく・・・
大事なことだと思います。
もちろんどうなれば良いなんて答えはないんですよね。
人の感情はその時その時で異なりますから。
答えが変わっていくなんてこともあるわけなのです。
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